家の足元の断熱には大きく分けて2種類あります。
考え方としてはどこで外気との縁を切るかです。
基礎で切る「基礎断熱」か、床下で切る「床下断熱」かです。
普通の各部屋でエアコンで空調するお家だったら「床下断熱」の方が
空調する空間が少ないので効率的かもしれません。

山崎建設では床下を全館空調の温湿度調整スペースとして利用するため「基礎断熱」採用しています。
ところで「基礎断熱」って絵の通り基礎の底面全部断熱しているわけではないのはご存じでしょうか。
大多数のハウスメーカーはUA値（断熱性能を数値化したもの）の計算に反映される部分しか断熱材を施工していません。
ですが、山崎建設のファースの家は基礎底面全体に断熱材を施工しています。
理由としては室内と地中の温度差による結露が考えられるからです。
いくら地中は外気より温かいといっても10℃前後です。
そこで室温25℃で湿度40％もあればすぐ結露します。
結露するとカビや木を腐らせる腐朽菌が発生してしまうため
家に住む人の健康や家の耐震性も損なわれてしまうでしょう。
そうならないためにも、ファースの家はUA値に反映されない基礎底面にも断熱材を吹くのです。
中途半端に断熱するほど怖いものはありません。

yuki